脱・属人化は組織進化のスタート地点
皆さん、こんにちは。
「その仕事はあの人しか分からない」──そんな状況が日常になっていませんか?
中小企業ではまだまだ属人化された業務が多く、実際に2024年版 中小企業白書 帝国データバンクの調査によると、従業員30名以下の企業のうち、業務のブラックボックス化防止に「取り組んでいる」と答えたのは46%。過半数の企業が、属人化のリスクを抱えたまま日々の業務を回しているという現実があります。
私がお手伝いしている会計事務所も例外ではなく、ヒアリング当初は担当者ごとに業務のやり方が異なり、属人化が深刻でした。もちろん、標準化の必要性は認識されていたものの、それを代表一人で担うのは難しい。そこで私たちは「インサイドリード」という新たな職責を設け(もちろん今の仕事は持ったままの兼務)、社内オペレーションの標準化をリードしてもらう体制を築きました。私はその取り組みに伴走する立場として、日々の変化を間近で見守っています。
その成果は確実に現れています。以前は「自分の仕事だけやっていればいい」という空気感が漂っていたのが、今では「これはチームで回す業務だよね」と自然に声が上がるようになり、他人任せだった業務が、組織全体の取り組みへと変わりつつあります。
なお、この「インサイドリード」には、単なるスキルや経験だけでなく、その人の特性や性格が大きく関わっています。誰でも担える役割ではありません。どんな特性を見極めたのか──それはまた、別の機会にご紹介したいと思います。
脱・属人化は「仕組み化」だけでなく、「人をどう生かすか」という問いでもあります。組織が進化する最初の一歩として、いま、どこから着手するか。それが未来を大きく左右します。

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