生成AIの時代、「専門性」より「マルチタスク」が武器??

「うちの会社の経営ってどうなんだろう?」


経営者からこう聞かれたとき、的確に答えられる士業やコンサルタントは、これまで経験や勘、そして蓄積された知識に支えられてきました。

しかし、時代は変わりつつありますね。
例えば、日本政策金融公庫が公開している「小企業の経営指標調査」では、業種別・従業員規模別に極めて詳細な経営データが確認できます:
👉 小企業の経営指標調査(JFC)

このような公開データに、生成AIの力を組み合わせるとどうなるか?
例えばChatGPTのようなAIに業界平均と自社数値を入力すれば、「どこにギャップがあり、どう改善すべきか」を、瞬時にかつ論理的に導き出すことができます。

つまり、以前は「専門家の目利き」や「現場経験」が不可欠だった経営診断も、データとAIを駆使すれば、誰でも一定レベルのアウトプットが可能な時代に入ってきている、ということです。
これはある意味で、専門性そのものが再定義され始めている兆しかもしれません。

「専門性の深化」よりも「AIを武器にしたマルチスキル化」へ

もちろん、深い専門性が不要になるわけではありません。
しかし、ルール化できる業務、データドリブンで判断できる領域においては、生成AIが人間を補完・代替していくのはもはや時間の問題です。

だからこそ、これからは「AIを使いこなせるかどうか」が専門家としての価値に大きく影響してくるのではないかと思っています。
そして、専門性を1つに絞るよりも、「複数領域を横断できるスキルセット」こそが、将来の武器になるはずです。

リスキリングの方向性は、正直悩む。

自分自身もこの先のキャリアでどの方向にスキルを伸ばすべきか、正直かなり悩みます。
「できること」「やりたいこと」「市場から求められていること」の3つをどうバランスさせるかは、昔以上に難しくなっています。
なぜなら、“市場から求められること”が、ものすごいスピードで変わっているからです。

若い後輩から「将来、何を学んでおけばいいですかね?」と聞かれることもありますが、自分が歩んだ道がこの先も通用するかは、全くわかりません。
だからこそ、いっそ「それ、AIに聞いてみたら?」と返したくなるほど(笑)。

「この先、何を学ぶべきか?」という問いの難しさは、変化の速さにあります。
過去の成功体験がそのまま使えないからこそ、“考えるプロセスをAIと一緒に回せる力”が、より大切になってきていると感じています。

ちなみに、私の生成AI相棒は、日々の業務でも学習でも、すでに欠かせないパートナーになっています。

最後に:選択する力と柔軟性を、私たちは試されている

ちょっと大げさかもしれませんが、今は「自分の武器をどう選ぶか」が、これからのキャリアを大きく左右する時代だと思っています。
専門性を磨くのか、AIを活用するのか、あるいは複数のスキルを組み合わせていくのか。
選択するのは自分次第。だからこそ、立ち止まって考えることが大切です。

幸いにも最近、新たな業務委託契約をいただき、新規ご相談は一時お休みしていますが、今後も引き続きブログは更新していくつもりです。
日々の気づきや学びを、皆さんと共有していけたら嬉しいです。写真はAIにも頼るけど、神にも頼るってことで近くの神社の写真です!

出典:日本政策金融公庫 :小企業の経営指標調査(JFC)

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